葬式の辞典
【法要・法事 > 法事の準備】
法事を準備しているときから、すでに法事は始まっているという心構えが必要です。 心をこめて法事を行いたいと思えば、自然と準備もきちんとしてくるはずです。 しかし、はじめて法事を営む場合、どのように準備すればいいのか、とまどってしまうものです。 法事の準備としてやらなければならないことは、次の六つです。
最初に、法事の日時を決めます。営む側の都合だけでなく、お寺さんや来ていただく方にも予定がありますから、なるべく早く決めることです。 忌日からずらすことはしかたありませんが、遅らせるよりは、早い日を選びましょう。 また真夏や真冬でお年寄りの健康が気づかわれるときは、気候のいいときを選んでもかまいません。
法事の規模といっても決めなければならないことはたくさんありますから、各家の事情に合わせて決めます。
・お客さまを何人ぐらいお招きするか
・場所はどこにするか(自宅・お寺・会館・霊園などの礼拝堂)
・引き出物は(記念品・お土産)はどの程度にするか
・お寺さんへのお布施は(自宅や墓地に出向いてもらう場合、送迎してもしなくても「御車代」を包みます。供応しない場合、「御膳料」をつつみます)
・仏さまへのお供えは?
お招きする人が決まったら、出来るだけ早く案内状を出します。特に書式が決まっているわけではありません。心をこめて書けばよいのです。
法事の前に、次の三つの係りを決めておくようにします。
・法役(線香やロウソクを替えたり、焼香の準備など、お仏壇のお世話をする係り)
・接待係
・台所の責任者
会場作りをする
・移動可能なお仏壇の場合、最も奥まった参詣者の正面に安置します。
・作りつけのお仏壇の場合、わきにお供え物の祭壇を設けます。
引き出物を用意する
・どの家庭でも使う物がよいでしょう。
法事の進行
読経(法事の読経は30〜一時間喫煙をやめ、私語をひかえます。読経中に参拝者全員が焼香します)
法話(10分〜20分)
お斎=会食(お礼挨拶をのべます。このとき引き出物を出してもかまいません)
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