葬式の辞典
【墓地について > 墓地の費用】
死後の墓地を準備したいということを聞きます。その対象となる墓地には、いろいろな型があります。
すでに遺骨がある人や、墓地を準備したというときの手続きを考えてみます。 合葬式墓地や納骨堂の場合は、その使用権を入手することですぐに利用できますが、戸外の墓地の場合、墓地(その土地)の使用権を入手するわけですが、 そのままでは使用できません。
使用できるように墓石を建て、付属品として「灯籠」「物置代」「墓誌」を置き、植え込みを行い、外柵をつくったうえで使用できるようになります。 墓地を入手するための費用としては、「墓地の使用料」と「墓石の代金(付属品などを含め)」が必要です。 墓地の価格は、その種類によってさまざまです。
墓石の価格は、
1)石の大きさ、
2)石の形、
3)使う石の種類、
4)基礎工事の内容
によって異なります。
参考までに、東京で和型8寸(約25B)角の大きさの墓石を建てた場合、白御影石100万円、黒御影石150万円がおよその金額です。 そのほか工事費として150万円程度は必要ということです。
墓地を建てるには、どんなに早くても基礎工事から1ヵ月以上かかります。また、民営霊園の使用権を入手した場合の契約書には、 使用権を入手してから、1年以内に墓地の周囲に外柵を作ることを明記しているところが一般的です。 「まず土地だけ確保して」と考えて入手すると、後で予期せぬ割高な出費となりますので、特に注意しましょう。
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